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第11回 Uli Jon Roth (ウリ・ジョン・ロート)/LEGENDS OF ROCK ~Live At The Castle Donnington~(レジェンズ・オブ・ロック ~ライブ・アット・キャッスル・オブ・ドニントン)

いらっしゃいませ、こんばんは。

暇なときはいつも「世界中のすべての人達に、ほんの少しの思いやりの気持ちがあれば、世の中は争いごとの無い平和で愛に満ちた世界になるのに…」

「LOVE&PEACE…」

…的な雰囲気のことばかり考えてる、前向きなヒューです。

全記事、魂込めて紹介をして行きますので、これからも

『前向きなヒューの HR/HM何聴いたらえぇねん!』を引続きどうぞよろしくお願いします。

さて、

第11回は、

Uli Jon Roth(ウリ・ジョン・ロート)/LEGENDS OF ROCK ~Live At The Castle Donnington~(レジェンズ・オブ・ロック ~ライブ・アット・キャッスル・オブ・ドニントン)で。

ウリ・ジョンロートというギタリストをご存じでしょうか。

日本ではよく、『仙人』と形容される、いや、ホントに仙人みたいなおじいちゃんですけど、

スコーピオンズの初期から活躍されていた人ですね。

髪の毛のほうはもぅ…、頭頂部の辺りまで来てますのである意味、仙人かと…

仙人の愛用するギターが「スカイギター」といって、32フレットまであるこれまた超特殊なんですが、(ふつうは21、22、24フレット辺りが一般的)それはまた追々ということで。

この公演は、その仙人、ウリが主催の「モンスターズ・オブ・ロック」が行われる会場として有名な、キャッスル・オブ・ドニントンで2001年に開かれたライブイベントです。

ゲスト参加に、UFOのフィル・モグ、ピート・ウェイそして、マイケル・シェンカー!!更には、なんとクリームのジャック・ブルースが演奏しているという、とんでもない、いや、本当にとんでもない!ライブイベントなんです。

因みに2001年というと、1955年生まれのマイケル・シェンカーは46歳?

現在は66歳ですが、つい最近になって日本人女性とご結婚をされたということで素晴らしいことだと思います。

彼の活躍をネットで知る度に、僕はいつも思うんです。

伝説に残るようなロックの天才と呼ばれる人達は、短命が多い中で、本当にマイケルは息の長いミュージシャンになったな…と。

いや、今までのロックの歴史を振り返ってみても本当に天才的・カリスマアーティスト達は不慮の事故やアルコール・ドラッグが原因による死因で亡くなっている方が多いんです。

ジミヘンをはじめ、ジム・モリソン、ブライアン・ジョーンズ、ジャニス・ジョプリン、シド・ヴィシャス、カート・コバーン、ランディ・ローズ、ボン・スコット…挙げ出したら本当にキリがないですが、

彼らと比較しても何の遜色もない、神とも形容されるマイケル・シェンカーは、いまだに現役バリバリなのはホント凄いことだと思うんです。

マイケル・シェンカーというと、79年頃に英国の国民的ロックバンド、UFOの活動を経て心身ともに疲弊した状態を癒すために(誤魔化す為に)アルコールやドラッグに染まり、一時は再起不能の状態になったり、

活動中も、かなり精神的に不安定で何度も失踪事件を起こしたり、日本公演ではギターを投げ捨ててステージから帰ったこともあるような、

そんな超不安定な精神の持ち主なはずなんですが。こと音楽家としての寿命は本当に長寿命。

しかも、彼の場合、精神的に追い詰められた状態に限って鬼気迫るようなドラマティックでスリリングな楽曲、フレーズを数多く輩出しているんです。その証拠に、80年代前半に生み出された楽曲はどれも真珠の賜物。

逆に安定的、精力的にスタジオアルバムの制作期間を経てできたアルバムの楽曲については、

どうも僕の中では刺激に乏しい…というか、どことなく「無難」な感を抱いてしまう作品が多いんですよね。

…てか、マイケルは今回メインじゃないんでしたね。

今回メインとしてはウリ仙人ですね。どうしても僕はマイケル・シェンカーをひいきしてしまう所があるので、ついつい話がそっちのほうへ脱線しちゃうんですけど、

ではこのアルバムの中身について。

Disc.1

1曲目、Sky Overture

いきなりめっちゃ良いですね!仙人、ウリ・ジョンロートの名インスト。

ノリが良くてメロディも良くて、展開がドラマティック。しかもインスト。…んん?!これは、イントゥ・ジ・アリーナに通じるものを感じるね。

3曲目、Let It Roll

UFOのメンバーが出てきます。代表曲。ウリとマイケルのソロの掛け合いが堪りませんなぁ~

4曲目、Rock Bottom

これもUFOの代表曲。ミッドブーストなマイケルの音と基本的に高音域のウリのスカイギター、それぞれが聞き分け易い。円熟の一曲。

5曲目、Sunshine of Your Love

6曲目、White Room

ここでなんと元クリームのジャック・ブルースが登場。伝説的な名演。

7曲目、All Along the Watchtower

8曲目、Little Wing

ジミヘンの名曲をカヴァー。カバーやけど、カッコえぇ~!!仙人上手いな、やっぱ。

Disc.2

またUFOのメンバーが帰ってきます。

5曲目のDoctor Doctorはやっぱり何回聴いても鳥肌が立つね。

しかも、フィル・モグが歌うDoctor Doctorがいい。僕はフィル・モグのボーカルが大好きです。

6曲目、Fire Works Jam

完全な即興ジャムセッション。僕はこのセッションは神の領域だと思う。

ずっと流して聴いていられる浮遊感漂う感じ。

ライブ全体を通して基本的に演奏という演奏にジャムセッションの要素を入れて、ソロでウリ、マイケルの感性を爆発させる…という展開で、センスの持ち主の集合体でメンバーが構成されているのでどこを切っても良い演奏。

レジェンド達に触れるには本当に良いアルバムになっていると思います。

以上!

是非、爆音で聴いて頂きたい!

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